外で使うタフな陶器素敵な島根の石見焼

日々、意味>新 2018.12.14 橋本 司

食器としてのイメージが強すぎて、陶器は屋内で使う割れやすい繊細なものというイメージが強かったけど、島根では屋外に大きな焼き物がボコボコあって、そのワイルドさというかタフさをまざまざと見せつけられました。1300℃の高温で焼き上げることで耐水・耐酸性に優れた性質を持ち、高い強度を誇る島根の石見焼きは大物が得意という特徴もあり、水道が普及するまでは、石見焼で作られた「はんどう」と呼ばれる大きな水瓶が全国的に広く使われていて、貯水にとても役立っていたそうです。水を貯めたりするだけでなく、体重の負荷が直接的にかかるベンチやスツール、テーブルなどの家具類もたくさんありました。

 

ある東京の企業が島根の窯元とコラボする企画があったらしく、その際にキャニスターのような蓋物を作ろうと提案したそうです。すると、それを受けた窯元は「そんなのどこにでもあるし、もっと大きいの作りましょうよ。じゃないと、おもしろくない」という風に返したんだそう。大物になると単価は上がるからその面ではいいんでしょうけど、当然重くなるし、移動も大変。それを進んでやろうと提言してるのが70を超えたおじいちゃんの職人さんというところがたまりません。石見焼きは知名度がまだまだ低いからもっと知ってほしいとその職人さんは語りますが、現場が攻めの姿勢でいる限りそのチャンスはいくらでもあるような気がしました。

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