マサにガスだね2020

日々、意味>新 2017.12.20 野本 哲平

今年は築37年と僕と同い年のすきま風だらけの自室での冬を乗り切るためにガスファンヒーターを購入した。

やっぱりガスの温風は一般的な壁付けの家庭用電気エアコンのそれと異なり、湿気を含んでおり、周辺を瞬時に暖かくしてくれる。
感覚的かつ抽象的だけど、殺伐としたあたたかさではなく、温もりのあるなんだか懐かしいあたたかさで心地いいのだ。
この心地よさを分析すると主な要因が3つほど考えられる。
1.湿気を含んだ温風が出る。(部屋の湿度が下がりにくい。)
2.天井付近の壁付けの機器と比べると、温風吹き出し口が床面近くにあるので、足もとから温風がブワーッと水平から次第に上昇気味に吹き出されてくる感じが心地よい。(頭寒足温だ。)
3.石油を熱源とする製品と比べると空気が汚れにくい。(もちろんガスを燃焼しているので、部屋の換気は必要であるけれど。)
ちなみに今回、機器の選定にあたりファンヒーターではなく、天面にヤカンを乗せられる昔ながらのガスストーブも最後まで候補にあったのだが、温度設定の細かさなどを優先して、今回はファンヒーターを選択した。
しばらく使って見て感じたこととして、改めて床の近くに熱源があるというのは、そもそも床座をし、床に近い高さでの生活が基本にある、私たちの生活スタイルにもっともフィットする暖房スタイルのひとつなのではないかなということでした。ガスの暖房機器、オススメです。
野本 哲平
野本 哲平
デザイナー。小2の時にファンタの蓋を背負ったエディットヤドカリに遭遇し衝撃を受ける。建築的な思考を軸にラジカセから木工、衣服から都市に至るまで生活への興味は縫い目無しに幅広い。2011年に現代民具のレーベル「民具木平」を開始。モノ・空間・建築系の仕事を生業とする傍ら、日々リサーチ活動に励む。illustration : Takeshi Tomoda

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