元祖 なのに ニュー

日々、意味>新 2019.04.08 野本 哲平
川崎のソウルフードといえば個人的にはカレーの具とニュータンタンメンを思い浮かべる。
カレーの具はまた別な機会にするとして、今回は元祖ニュータンタンメン本舗のニュータンタンメンに着目した。
店名からして、「元祖 なのに ニュー」、1980年9月21日にリリースされた田原俊彦の2枚目のシングル「ハッとしてグー」よろしく、一聴しただけではなんのことだかわからない。
まさに意味>新にぴったりな、なんとも意味深な店名だ。
数ある元祖ニュータンタンメン本舗の店舗のうち、ぼくのお気に入りは元祖ニュータンタンメン本舗 武蔵新城店である。
決して広いとはいえない間口から、店内奥へと伸びるくの字に折れ曲がったカウンターのみというシンプルな構成だ。
カウンター内には席数に対しては少し多めに感じる数の店員さんがテキパキと働いており、まかないの効能なのだろうか、皆健康的な雰囲気でありがたい。
美容のためにニュータンタンメン大辛を注文。
ホットヨガなみの発汗作用が気持ちがいい。
とはいえ見た目から想像するほどの辛さはなく、ニンニクが効いていてコクがあり、それらの刺激物をかきたま風の溶き卵が柔らかく包み込み、ふんわりとまとめあげてくれる。
それらスープと固形物とをかき分けてチュルチュルのタマゴ麺をすすりあげる快感は中毒性を帯びており、身の回りにも隠れフリークも多いことが最近判明した。
大辛の上にはめちゃ辛 、めちゃめちゃ辛 と続き、ここ武蔵新城店のめちゃめちゃ辛がとりわけ人気のようである。
プロダクトデザインの視点から見ると、至福のスープとかき玉をすくい上げるための大きなレンゲと、タマゴ麺を的確に掴むために目視で30度ほど角度がついたギザギザ加工の箸先は抜かりがない。

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