私の好きな音楽 「玉置浩二」

日々、意味>新 2019.11.08 水島 七恵

玉置浩二さんに夢中です。

玉置さんのバンド、安全地帯の存在は小さい頃から知っていました。ソロデビュー後も俳優として活躍されながら、「田園」という曲が大ヒットしていた事も記憶の片隅にはありました。と同時に近年はエキセントリックなミュージシャン。そんなイメージが先行していましたが、私は今、玉置浩二さんにしびれています。きっかけは友人に誘われて訪れた、玉置さんのオーケストラ公演「THE EURASIAN RENAISSANCE “ РОМАШКА(ロマーシカ)”」。心に響く、とかそんな軽やかなものではなくて、腑をグッと握られて、そのまま引っ張りあげられるような、MCなしの2時間。ロシア国立交響楽団「シンフォニック・カペレ」をたった一人で引き受けてしまえる“玉置浩二”の強度に、たたただ痺れてしまったのです。どこか、何か、実在感の足りないものばかりが蔓延している今に、必要な実感を与えてくれる。玉置さんの歌は私にとってそんな存在なのです。そして時間と空間は伸び縮みするとは、本当のこと。玉置さんの生の歌声を聴くと、今この瞬間と永遠を同時に体感できるのです。

ところで先日、NHK songsを観ていて(写真)、初めて「安全地帯」とは世界平和を込めてつけたバンド名だったことを知りました。最高。

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