西本良太さんのアイスを食べたい気分を少しだけ充たしてくれるオブジェ

日々、意味>新 2017.08.15 加藤 孝司

夏になると、特に毎日アイスが食べたくなります。最近のお気に入りはほぼ毎日食べているコーヒー味のパピコですが、僕のアイスの定番といえばガリガリ君です。

ガリガリ君の何が素敵かといえば、通年食べることができるスタンダードなソーダ味のブレのない美味しさはもちろんですが、春夏秋冬、季節ごとにリリースされる限定味が豊富なこと。最近のヒットは中国地方への出張中に福山で食べた「贅沢いちご味」でした。これは食べてすぐに二本目を買いにお店に戻ったくらい、美味しかったです。早く東京でも食べられるようにならないかなあと、都内のコンビニを回る日々であることは言うに及ばません。

さて、目の前のテーブルの上に、アイスバーが一本あります。これはミルク味のアイスバーではありません。アイスバーのかたちをした彫刻です。作者は木工作家の西本良太さんです。前から友人のインスタなどで目にしていて、いつか欲しいなあとおもっていたもので、現在、目黒のCLASKA gallery & shop “Do”で開催中の西本良太さんの個展「ice pop」(8/20まで開催中です)で購入しました。

お腹をこわすと分かっていても、一年中いつでもアイスが食べたくなる僕。仕事をしている目の前のテーブルの上に置いていても、今にも溶け出しそうにないアイスは、僕のそんな気分を少しだけ満たしてくれます。そして少しエッジの効いた造型は、アートのように僕の思考をやわらかく刺激してくれる効果もあります。アイスから覗くバーの部分も優れた木工作家である西本さんらしく、まさにリアルな出来栄えです。

ちなみに、詳しくはまた後日ご紹介しますが、同じ展示でマドラーとしても使えるアイスバーのバーの部分が単体で販売されていたので、そちらも合わせて購入しました。仕事から帰った妻がテーブルの上に置いていたその木の棒をみて、何これ?と訝しげに言った顔が今でも目に浮かびます。