日常の中の尖ったデザイン 1

日々、意味>新 2019.10.25 橋本 司

酒屋さんでたまたま見つけたお酒。柑橘類の中で世界最大の品種、晩白柚のリキュールなんですけど、ラベルのデザインの潔さがすごいです。売り場では晩白柚を形取った黄色い下げ札が付いてたんですけど、ここで書こうと思う前に捨ててしまったので画像にはありませんので、気になる方はこちらをどうぞ。

 

ラベルというのか、ボトルに印字してあるんですけど、辞書のように晩白柚についての説明が書かれてるだけ。最初思わずボトルの裏面を見てるのかと思いましたもんね。このデザインを許した堤酒造はえらい。(ちなみに、晩白柚は熊本でしか栽培されていないらしく、堤酒造も熊本県)

 

とはいえ、デザイナーがこのデザインを通すために「下げ札でポップにしますから」と提案したのか、会社側がデザインを通す代わりに「もう少しポップな要素を何かしらで入れてくれ」と条件を出したのかはわかりませんが、そういった妥協案を探る作業はあったんだろうなぁと勝手な想像しております。