探し方難民

日々、意味>新 2018.06.30 橋本 司

わりと昔に「我慢できないほど暑いのってちょっとの間だけだし、だいたい室内にいるしなぁ」と夏服を買うのをやめて、長袖シャツを腕まくりして着るようになりました。そうすると、シャツのインナーとして着たいTシャツのサイズと1枚で着たいサイズ間の違いを気にしなくてよくなったから、ずいぶん気が楽になったんですね。それからはTシャツは基本的にインナーでしか着なくなったので、漠然とした好みこそあれ、わりとテキトーに選ぶようになりました。で、最近持ってるTシャツがけっこうクタクタになってきたこともあって、ふと「これがダメになったら、また同じのを買い直そうと思えるような自分なりの定番(仮)を見つけられたらいいなぁ」と思って、ちょっとしっかり目にTシャツを探してみることにしました。

 

そこで手始めに好きなブランドのTシャツを調べてみると、好きなブランドだけあってやっぱりいい感じです。でも気になるところもあったりして、決定かと言われればもうちょっと探したい。あと「定番のシリーズじゃないと買い直せないから、Tシャツをメインで作ってるところの方がいいかも」と気付いたのもあって、探索は継続決定です。

 

で、さっき見たTシャツをヒントに、クルーネックはクルーネックでも「もうちょっと首回りがゆったりしてる方がいい」と思ったら「クルーネック 広め」とかで検索するも、なかなかちょうどいいのが出てこないんですね。なので、ひとまず「衿の縫製はこうなってるのがいい」というのは自分の中にあったので、それに該当するものを探すことにしました。そこではたと気付くわけです。その縫製の名称がわからない。君の名は状態です。物を見ながらだと説明できるんですけどね。調べた結果バインダーネックだとわかったんですけど、今度はそこが細くとか太くなっててほしいって希望があっても、そんなディテールの表記がないからか欲しい情報がヒットしてくれない。

 

とまぁ、そんなこんなでまだまだ絶賛探し中なわけですけども、服って感覚的に選んできたところが大きいのもあって絞り込む形で探そうとするとこれが難しい。もっと服が好きで知識があれば違うんでしょうけど、調べてるけどいいのが見つからないんじゃなくて、調べ方がわかりづらいのはとてももどかしいですね。自分にとっての普通との出会いはそう簡単には叶わなさそうです。Tシャツに限らず具体的な希望を持って物を探すとなると、知識が必要になってくるんですね。定番(仮)Tシャツを見つけるにはもうちょっと時間がかかりそうです。つづく。