微妙さを足す

日々、意味>新 2018.09.30 橋本 司

ダイソーのフィルム付箋です。ある時期から100均のものがシンプルになりはじめ、「100均の◯◯が使える」というブログ記事をよく見かけるようになりました。「真っ白の◯◯を探してたけど、まさかの100均で発見!」的な内容も珍しくないように思います。とにかくお金をかけたくないから100均で我慢するとか、いいのがないからひとまず100均でその場しのぎとかではなく、歴としたひとつの選択肢として100均が選ばれるようになってるんですね。

 

とか思ってるうちに、この付箋を見たときにはもう次のフェーズに移行してるのかなと感じました。とにかく引き算のデザインというか「シンプルなのが人気みたいだから、とにかく引いとこう」というだけじゃなく、マットなフィルムにくすんだトーンの寒色系でまとめた配色は、明らかに意思を感じるものがあります。つまりは、足してる。

 

誰にもマイナスに受け取られないような「とにかく明るく元気なイメージ」から「とにかくシンプルで簡潔」はどちらも受け手に誤解されにくい。それに比べて、この色のトーンのような「割りきれない微妙なニュアンス」は、以前のふたつのトーンからすると曖昧な部分があります。そういうものがお店の小さなスペースにでも並ぶようになったということは、それだけこれを理解してくれる層がいるという判断がされたからですよね。100均という場所でこういったものが出始めてるというのはおもしろいなぁと思います。

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