お盆なので

日々、意味>新 2018.08.12 野本 哲平

世間はお盆休みだということで、およそ1億2000万の国民の大多数と同じく、ぼくもアマゾンプライムで映画「ぼくらの七日間戦争」を鑑賞するわけですが、改めて本当にいい映画だなあと。

視聴者はきっと、11人の主要登場人物の少年少女の誰かにシンパシーを感じたり、自分自身をを投影させたりすることになるのだと思いますが、ぼくの場合、見るタイミングや体調などにもよりますが、マインド的には、安永宏 (鍋島利匡)ですかね。あくまで主観なので悪しからず。

中尾和人(大沢健)も痛快ですな。いわゆる勉強のできるガリ勉タイプですが、一本強い芯が通っていてファイティングスピリッツも兼ね備えているっていう、憧れますわな。こういう人間が世の中を引っ張っていってもらいたいですな。
みんながハンバーグとか作ってる時もエレーナの修理に没頭する、天野健二 (石川英明)と宇野秀明 (中野愼)の職人気質な名コンビにもシンパシーを感じますね。とくに天野の感じはすごくいいなあ。見た目も雰囲気も天野に似てる友人が二人思い浮かぶけど、彼らの仕事は大工と家具職人だ。
ちなみに今回わかったこととして、エレーナは同じく角川映画の『戦国自衛隊』(1979年)のために製作されたものであるらしい。劇中、中尾が水鉄砲にキンカンを入れるシーンがあるのだが、こないだコーナンで買った水鉄砲に似ていて、タイムリーでうれしかった。
説明書には「水道水以外のものは入れないでください」と注意書きがされていたが、中尾が原因かもですな。
 

プラスチックの銃といえば、つい先日、「8月1日に予定されていた3Dプリンターを使った拳銃製造方法のインターネット公開について、米シアトル連邦地方裁判所は前日の31日に公開の差し止め命令を下した。」というニュースが話題になりましたが、このコーナンで200円くらいで買える銃の方もかなりよくできた品物だなと。近い将来、いろいろな理由でこういう水鉄砲も無くなっちゃったりするのかもな、などと思いながらも、透明な蛍光イエローのモノとしての美しさを前に、複雑な気持ちになる。

※1枚目の画像はAmazonプライムより引用