ロボッツ

日々、意味>新 2017.10.23 加藤 孝司
イタリアのデザインー、エンツォ・マーリのロボッツ。大好きなインダストリアルデザインです。
鉄の板を切って曲げて、くっ付けただけのデザインが、ペーパークラフトのようでもあり、古き良き工業製品の佇まいをしています。
基本は床置きですが、壁掛けにもできるようになっています。
全体が折り曲げた鉄でできていますので、本体は結構な重量があって、細長いのですが、安定感があります。10年ほど前に、千駄ヶ谷のPlaymountainで購入しました。

僕はこの製品を親しみを込めてロボッツと呼んでいますが、実はそれは会社名です。ロボッツ社は’60年代にイタリアに創業した、スチール加工を得意としたファニチャーレーベルです。
ロボッツの製品で有名なのは、同じイタリアのデザイナー、ブルーノ・ムナーリが’70年代にデザインした子供用のベッドにもなるオールマイティなユニット”ABITACOLO”(たしか恵比寿西のSOMEWHEREでみることができます)。かつてインテリア雑誌で見て以来、今でもあこがれのデザインです。
スチール製のプロダクトは、木製の家具の人気が高い日本では温かみに欠けるのか、木製家具ほど人気がありません。ですが、木製の家具や、ガラスのオブジェとも相性が良いのでおすすめです。
スチール製のデザインといえば、このマーリのほかにも、ドイツ人デザイナー、コンスタンティン・グルチッチのアイテムに優れたものが多くあります。

 

マーリのデザインは、ほかにはダネーゼのアシュトレイと、ボックスチェアも日常的に使っています。
そちらもまた機会があればご紹介します。

加藤 孝司
加藤 孝司
加藤孝司/かとう たかし
デザインジャーナリスト。東京は浅草生まれ。デザイン、クラフト、アートなどを横断的に探求、執筆。雑誌やウェブなどへの寄稿をはじめ、2005年よりはじめたweblog『FORM_story of design』では、デザイン、建築、映画や哲学など、独自の視点から幅広く論考中。休日は愛猫ジャスパーと過ごすことを楽しみとしている。

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