消すことだけが機能ではない。北川一成さんの消しゴム
文房具屋でシードの消しゴムのパッケージが素敵だあなと思って購入したところ、デザイナーの北川一成さんのデザインでした。
シードは1915年創業の文具メーカーだが、消しゴムを主力商品としてつくり続けている老舗メーカーだ。世界で初めて修正テープを開発したり、消しクズのでにくに消しゴムなどでも知られている。
ボールペンやサインペン、万年筆はともかく、デジタル時代にあって、鉛筆も消しゴムも学校以外では使う機会も少ない。メモするのもiPhoneでという人は僕のまわりでも少なくない。
そんな時代にあってデスクまわりを占拠するAppleなどのデジタル機器と並んでもしっくりくるデザイン。文字組みに北川さんらしさを感じる。そんなところまでデザインしなくても、という向きもあるかもしれない。だが、子どもにとっては毎日目にする文房具のパッケージ。そんな小さなところにこそよいデザインは必要なのだ。使わなくともそばに置いておきたいデザインである。
GRAPH × SEED Gフォーシャープ 株式会社シード
100円くらいで入手。