Eat local , think global

日々、意味>新 2018.02.20 水島 七恵

ときどき、立ち返るように読みたくなる本があります。

その一つであるクリスティーナ・ターナー著「The Self healing Cook Book」を、最近久しぶりに眺めていました。クリスティーナ・ターナーは、アメリカ生まれで、マクロバイオティックセンターでナチュラルヒーラーとして勉学を積んだ後、自らの主婦としての経験や主宰する「セルフヒールングのための料理教室」を開いていた人です。「The Self healing Cook Book」は、そんなクリスティーナが1987年に自費出版したものが原点になっています。タイトルに「クックブック」と入っているので、もちろん料理のレシピは載っているのですが、出来上がりの料理写真は一切掲載されていないですし、とにかく読んでいると、まるで身体の中を旅した気持ちになるのです。つまり「おいしい」レシピ紹介にとどまるのではなく、食を通じて身体を癒すこと、食生活を楽しむ工夫について、そしてその先にある充実した人生について、誰でもわかりやすい言葉と視点でユーモアたっぷりに語られているんです。「主治医はあなた自身なのです」と本にも書かれている通り、本に書かれていることを最後は自分で解釈することが大切で、その余白があることも、この本の良さだと思います。もともとこの本は、foodremediesを主宰する菓子研究家の長田佳子さんから頂いた本です。佳子さんの作るお菓子にも通じる慈愛溢れる本ですね。

 

Eat local , think global  食はローカルに、思考はグローバルに。by クリスティーナ・ターナー

 

料理を作って「おいしいね」の先に広がる希望や未来をそっとささやくように教えてくれる「The Self healing Cook Book」。ご縁があれば、ぜひ手にとってみてください。

 

 

 

 

 


 

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