デッサンと窓拭きと本と
以前、ある漫画家が「デッサンは裏から見ると、その人の力量がわかる」と言っていました。表から見たらよく描けてても、裏から見ると歪な部分が見えてくるそうです。
ガラス戸を拭いている時に「よし、こっち(A)はキレイになったし裏(B)やるか」とB面を拭いてると、さっき拭いたA面にけっこうしっかりめに指紋や汚れが残ってたりする。で、A面側に回るといまいち視認できない。こういうことがよくあって、この時にデッサンの話を思い出してしまいます。
そして、それを思い出すと「裏から見るとわかることがある」つながりで、この本を思い出す。書き出しのカラーボックスの件だけで「こりゃ絶対いい本だ!」と思ったら、やっぱりとてもいい本でした。
自分の仕事をつくる – 西村 佳哲