下町のパトリックブラン ~月島篇~

日々、意味>新 2015.12.30 野本 哲平

長い調査になりそうですが今回ようやく重い腰を上げて師走の寒空の下、まずは取っ掛かりとしてもんじゃで有名な中央区は月島へ調査に行きました。「月島もんじゃストリート」と呼ばれる月島西仲通り商店街から早速一本路地に入ってみると、そこでは公共なのか私有なのか曖昧な場所で下町のパトリック・プランによるプラントクラッシュが静かに繰り広げられていました。調査中、意外にも何人かの通行人の方から「どんどん調査していってくださいね」という趣旨のお声を掛けていただきました。とあるおじさん曰くこの地域は将来的に開発の予定があり、この風景も10年後にはもう見ることができなくなるだろうとのことでした。人も場所も事柄も気になっているからといって永遠にそこで待っていてくれるわけではない。そんな当たり前のことを今一度気付かせてくれる出来事でした。

〜民具木平の市場調査 第7回 下町のパトリック・ブラン    ~月島篇~ ” SHITAMACHI NO PATRICK BLANC ~ TSUKISHIMA EDITION ~ ”(再編集短文版/Re-edit, Short ver.)〜
野本 哲平
野本 哲平
デザイナー。小2の時にファンタの蓋を背負ったエディットヤドカリに遭遇し衝撃を受ける。建築的な思考を軸にラジカセから木工、衣服から都市に至るまで生活への興味は縫い目無しに幅広い。2011年に現代民具のレーベル「民具木平」を開始。モノ・空間・建築系の仕事を生業とする傍ら、日々リサーチ活動に励む。illustration : Takeshi Tomoda

Related