東の果てから

日々、意味>新 2017.11.25 水島 七恵

6年前に友人・古川さんが日本の最東端・北海道・根室市に移住したことをきっかけに、私自身、根室とご縁が生まれました。古川さんは根室文化推進協会VOSTOKを立ち上げて、仲間と一緒に根室という土地の可能性を探求しながら文化発信を行なっていますが、その活動のいくつかの断片は、imi-shinスペシャルでも取材をしてきました。

そんな古川さんの本職は、ジュエリーデザイナー。年に一度、恵比寿のPOSTで展示会を行なっているのですが、今回は新しくVOSTOKとして、同じく根室にも拠点を構えるデザイナーのスズキタカユキさんと一緒にシャツやエプロンなどを制作したということで、楽しみにしながらPOSTに遊びに行ってきました。

空の青、海の青、雪の青。何層にもわたる根室の冬の青は美しくシャープで、その青を思い出しながら、私は自然と青いシャツを手にしていました。厳しい冬を乗り越えるための実用性を兼ねながらも、都市の暮らしでも軽やかに着こなせる予感のするシャツ。私は早速オーダーするとと同時に、前回オーダーしたエゾジカの角を素材に使ったリングを引き取ったのでした。角がもつ色彩が人の肌の色に馴染むので、とっても気に入っているのです。また同じ生き物だからでしょうか。身につけているとどこかホッとします。
そろそろ東の果ての空気が恋しくなってきました。imi-shinスペシャルでも、VOSTOKの続編をお届けできる日がそう遠くないかもしれません。

 

 

水島 七恵
水島 七恵
編集者。新潟生まれ。人の営みから生まれる文化全般を思考領域としながら、雑誌やウェブメディアを中心に、企画とディレクション、執筆を行う。最近の仕事に「TOKYO PAPER for Culture」(vol.01〜vol.16)の編集ディレクションと執筆、雑誌「リンネル」(毎月20日発売)でのシネマレビュー執筆などがある。自分の原点は、音楽。最近目覚めたことは、筋トレ。私にとって編集とは世界の見かたを増やす手段だと思っています。

Related