ロングセラーを丸めたい

日々、意味>新 2019.01.11 橋本 司

山梨のロングセラー和菓子「くろ玉」。青えんどう豆を煮て練ったうぐいす餡を丸め、火にかけた黒糖羊羹の鍋の中に放り込んですかさずすくい上げていき、3秒に1個のペースで「くろ玉」ができあがるそうです。元祖くろ玉が誕生したのは1929年(昭和4年)とのことなので、立派なロングセラーだ。

 

そんなロングセラー和菓子に対して申し訳ないんですけど、このお皿に接してる溜まりの部分を取ってまん丸にしてしまいたくなる。3秒に1個のペースで作るには、そんなことしてる暇はないんだろうし、これがあってこそという声もありそうだけど、どうにも気になってしまう。丸くしたい。

 

なんでそんな風に思うんだろうと考えたら、もしやと思ったのが子どもの頃に作った泥団子。食べ物と並べるのはあまりよろしくないとはわかった上で、磨いて磨いてピカピカに仕上げた泥団子ができた時のうれしさが脳裏に浮かんでるのかもしれない。実際のところは食べられないまん丸より、まん丸じゃないおいしいやつの方が断然うれしいんですけどね。自分の中の「なんとなく」に起因してるのは、こんな風にほんの些細なことだったりもするからおもしろいし、気が抜けない。

 

澤田屋 くろ玉

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